塩で石鹸を作る

相変わらず息子の熱が下がらない。昨日まではかなり機嫌も悪くてぐずぐず言っていた。
ただ今朝からは、熱はあるものの、ずいぶん元気になって、見かけは普段とさほど変わらない。
とりあえず元気になったら、やることは山ほどある。今日は夏休みの自由研究として、塩で石鹸作り、というのを一緒にやってみた。
すでに先週、渋谷のたばこと塩の博物館にも連れて行って、レポートも書かせてある。(スケッチブックに数ページ書かせるだけでそれはもう筆舌に尽くしがたい苦労をしたが)

さて、塩で石鹸作りの成果を書いておこう。
(工程は、博物館とネットで調べたものの丸写しだが)

1.2ℓのペットボトルに500ccの水を入れ、大量の塩をぶち込んで、激しく振って、これ以上塩が溶けないというぐらい濃い塩水を作る。
(大体180gぐらいの塩が溶ける、と書いてあったので、最初から180g計って入れてみたら、底に少し溶け残るぐらいになった。この塩水、ちょっとなめてみたら、塩辛いのなんの。ほんとにちょっとなめた程度だったのに、そのなめた唾液が飲み込めない。何度もしつこく唾を吐き、その後水を飲んでようやく落ち着く、というすさまじい塩辛さ)

2.液体石鹸をコップ4分の1くらい入れ、そこにさっきの濃い塩水をコップ一杯まで入れる。
するとあっという間に石鹸の固まりが浮かんでくる。
こんな感じ↓

こいつをざるでこして水を捨てる。
と、こんなふうになる。↓

写真で見ると、ふわふわな感じだが、要は石鹸なので、固い。何だろう、何かで削ってこういうぼそぼその形状にした石鹸という感じ。あるいはろうそくの蝋のような固さ。
なお、ここでは簡単に書いたが、実はここで一回失敗している。液体石鹸は無添加の純石鹸成分のやつを使わないとダメなのだ。家にあるビ○レとかは添加物てんこ盛りでまったく固まらず、近所の薬局に買いに走った。

3.で、こいつをクッキーの型抜きみたいなものにぎゅっぎゅっと詰めて、ぐいぐい押し、水分を抜く。
これはまだ濡れた状態のやつを一気に詰めて、一緒に水分を抜かないとダメみたい。後から継ぎ足したりした分は、全部ぽろぽろとこぼれてしまって一緒には固まらなかった。
あと、水分は相当ぎゅうぎゅう絞る必要がある。
で、まあかなり形は崩れたのだが、出来上がりはこんな感じ。

疲れた。小学生の親はみんな言ってるが、子供の自由研究なんだか、親の宿題なんだかわからんと。
だったら手伝わなければいいじゃないかと自分でも思うが、大学生の就職活動時期をどうしようもないように、個人の力ではどうしようもない世の中の流れというものがある。