2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ことばと思考

今井むつみ『ことばと思考』(岩波新書)を読み始めた。 第1章に書いてある「色の基礎名」の話ですでに納得いかないことが多数。専門家の議論が素人にはなぜそうなっているのかわからないということはよくある。新書という制約もあるのかもしれない。でもね…

授業について

昔、大学1年のとき、どういうわけだか(というか、わけはあるのだけど書くと長いので省略)文学部のくせに理系の学生の教科書である「ファインマン物理学」の1巻をわざわざ買ってきて読み始めたことがある。 結局最初の方しか読まなかったけど。 その序論み…

『犬身』と『音楽の聴き方』

『犬身』について書くつもりが、また数日経ってしまった。 松浦理英子がこんなにエンタメのサービス精神のある人だとは意外だった。文章が的確でよく整理されていて心地よいし、話の運び方もうまいので、巻頭から一気に引き込まれてしまう。 話が出来すぎと…

新年最初に読んだ本

1月2日に帰省。 行きの新幹線の中で岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)を読み始める。 うーん、なるほど新書をいくつも(たぶん)書いているらしい著者だけあって、わかりやすく読ませる腕は達者。 面白くなくはない。 ただ、なんというのだろう、どうに…