2010-01-01から1年間の記事一覧

免許更新、年内出勤終了など

昨日から急激にのどが痛くなり(前々からずっとかすかな兆候はあったのだが)、来週、年末の家族旅行を控えているのでと思って、すぐに医者に行くことにした。内科で抗生剤と鎮痛薬とうがい薬とトローチと胃薬と・・・と薬漬け。 鼻うがいというのが、のどにし…

三人称なのに一人称みたいな書き出しの件(続き)

昨日、クッツェー『恥辱』の翻訳で、「五十二歳という歳、まして妻と別れた男にしては、セックスの面はかなり上手く処理してきたつもりだ」という書き出しを挙げて、三人称なのに一人称みたいに書き出す文章作法という話をしたが、今朝、トイレで二日前の朝…

クッツェー『恥辱』

先日、近所の図書館に娘と行き、彼女が最近はまっている星新一の本を何冊か借りるのに併せて、僕もふらりとJ.M.クッツェーの『恥辱』を本棚から取り出し、借りてきた。 ずっと前から読みたかったのだけれど、ずっと読む機会のなかった本だ。 読み始めたら面…

rencontre avec une ecrivain

授業期間中はほとんど書く余裕がなくて、むしろもう書かないことに決めているのだが、今日のことだけはとりあえず書いておこう。 先月、僕が翻訳書を出した著者と、今日初めて対面した。 (浅草の小さな釜飯屋の座敷という変なシチュエーション)作家と会う…

しんどい

またずいぶんとあいだが空いてしまった。 やっぱり授業が始まると日記を書いている余裕がない。 9月10月と学会関係やシンポジウムもどきの発表をやったせいもある。 11月にもまたフランスから研究者を呼んだシンポジウム(というか小さなセミナーのようなも…

一週間の授業が終わる

新学期が始まり、今期の持ちコマ授業を一週間分一通り終えた。 前期に集中させた分、今期は少なくて、6コマ。助かる。 助かるが、それでも初日は結構しんどい。週末からずっと頭痛が続いている。 入試やら学会やらで土曜日の出勤がずっと続いていることもあ…

念校終わり

急に寒くなったせいかどうか知らんが、体の調子が悪い。 頭が痛い。めまいがする。風邪か。********************昨日の夜、念校をPDFファイルで読み終えた。 初校のときから見落としていた脱字を一つ見つけた。 今朝、編集Sさんと電話と…

シューマンの指

奥泉光『シューマンの指』読了。 なるほど、傑作。 読みながら、昔勉強したウェイン・C・ブースの「信頼できない語り手」の話を思い出した。 2重底、3重底の仕掛けで、見事にだまされた、というほどではないが、十分に楽しませてもらった。 ふつう、凡庸な推…

翻訳ゲラ

昨夜、再校ゲラを返して、“ほぼ”手放した。 読めば読むほど直したくなるから、どこで手放すかは難しい問題。 こういう作業をしていると、あらためて「作品」に完成はないということを思い知る。 それにしても、翻訳のゲラ直しっていうのは神経を使う。 自分…

パリは霧にぬれて

ルネ・クレマンの70年代の「サスペンス三部作」が観たくて、とりあえず近所のビデオ屋にあった「パリは霧にぬれて」を借りて観てみた。 が、なんというひどさであろうか。 こういうのを僕の用語では下品と形容することにしている。 わざとらしいというか、あ…

クレールの膝

再校ゲラを読まなければならないのだが、やる気にならない。 ここんとこ結構根つめて仕事してたから、ちょっと休みたい気分もあるのだが、この再校で完成品に仕上げなければならないと思うと、プレッシャーの大きさに体が向かないのだ。 それと、昨日の学校…

今日から出勤

今日から出勤。 久しぶりに会議に出て、自分がいかにあのキョージュカイという場にそぐわないかよくわかった。あの不毛な時間。 おまけに久々に研究室に行ったら、変な「怪文書」が入っているし。ようやるわ、ホンマ。 この大学は、やっぱりどうもなじめん。…

ゲームの規則

苦労して何とか一通り書き上げた訳者あとがきを送稿。 盛り込まなければならない情報が多すぎてうまく文章の流れの中にはまらないんだということがわかった。でもまあ仕方がない。論文の締め切りも明日なので、もう一度読み返して手を入れる。こちらは初めか…

夏が終わる

夏が終わりつつある。 来週の火曜日でぼくの夏休みは終わる。気持ちがわさわさしてきた。 このひと月ほど、息をつめるように毎日仕事に向かっていた。 論文を一本書き、翻訳のゲラを読んだ。いまは訳者あとがきを執筆中。 それと来週オープンカレッジでフラ…

ハーフではなくダブルと呼びたい

「ハーフではなくダブルと呼びたい。日本人の血が半分混ざっているということじゃなくて、違いをどれだけ豊かに束ねられるかが大切」(スリランカ出身のにしゃんたさん) (朝日新聞9月6日付け朝刊より) なるほど。ハーフではなくダブルというのはなかなか…

愛もないのに語る人々

図書新聞2981号で、巻頭の白井聡と白石義治という人の対談を読んでいたら、白井さんという人の方がこんなことを言っていた。 「なぜ現在の日本に嫌な空気が漂っているのか。対象に対する愛がないくせに、ある対象について語りたがる人間が多すぎる。例えば、…

ショック

某T大図書館に所蔵されているという某近代詩人の資料を見たいと思って問い合わせたら、いま三重でやっている展覧会に貸し出していて、年内一杯は返ってきません、と言われた。何ということだ。 これ、ほかのどこにも見つからないものなのに。つーか、こうい…

夢の中で女子学生が

夢の中で、先学期のクラスにいた女子学生から電話がかかってきた。 出ると、ぶっきらぼうな声で「3回電話しました」といってガチャンと切られた。 ひええーっ! そういえばさっきから電話がかかっていたなあ、と、とっさに僕は夢の中で遡及的に自分の記憶を…

おお9月1日

午前中、引き続きゲラのチェックとパワポでの講義準備。 9月に1回、市民講座みたいなところで、映画についての講義を引き受けてしまっているので、その準備。問題は自分が大して映画に詳しくないということだ(笑)。映研にいたのは今は昔。さてどうしてくれ…

一橋図書館

午前中、ゲラのチェック。 このゲラを見ていていやになるのは、というかやり始めるといいのだが、あまり向かう気になれないのは、自分の言葉が原作の言葉をうまくとらえていないような気がするからだ。こんな言語感覚でいいのだろうか、という思いがずっとし…

ここ数日の記録

久しぶりなので、ここ数日のことを記録しておこう。 26日は夕方、石神井書林に行って、店主の内堀さんに北園克衛についてのお話を伺ってきた。内堀さんは『ボン書店の幻』や『石神井書林日録』の著者であり、モダニズム詩の研究者であると同時にたいへん魅力…

過剰と欠如は矛盾しないのだろうか

一昨日、上井草のプールに行ったら、昨日の夜ぐらいからそろそろと筋肉痛になり始めた。歳をとると時間差で来る。 本当は週1ぐらいでせめて行きたいのだが、そんな時間も根性もなく、前回から見ると月1になってる。そんで毎回筋肉痛と。*********…

今朝、息子がテレビを見ながら

今朝、息子(小3)がテレビのCMを見ながら、「女の人って夜寝るときオムツみたいなのしてるの? どうして?」と一言。 「もらしちゃうのかなあ」には妻も苦笑。 昔に比べてずいぶんあけっぴろげになってしまったことは誰もが感じていると思うが、あんまりあ…

文学性と言い換えてもよい

夜、妻が保育園の委員の打ち合わせを兼ねて近所の奥さんと飲みに出かけたので、息子&娘その2とぼくの3人で夕食。ハンバーグ、インゲンのバター炒め、プチトマト、ポテトのマヨチーズ焼き、冷奴。 ちなみに木曜から娘その1もキャンプで大島に行っているので…

仏文科の明治大正の頃

今日は自宅で妻が仕事の写真撮影というので、朝から掃除。 昼過ぎには編集者とカメラマンの人たちがやってくる。 なんだか自分がいるとじゃまな気がするので、昼飯を食いに出かける。オーケストラという店でほうれん草のチキンカレー。 ここは前は違う名前の…

がまん大会

うぅ〜暑い。 暑いけど、ガマン大会みたいに冷房も扇風機もなしで朝から仕事してた。 昨日の夜、ほとんど寝入りばなの12時半ごろ、おしっこに行きたい息子に起こされて、それから眠れなくなった。 のどが渇いていたので、冷蔵庫に残っていたゲロルシュタイナ…

帰省中の写真

記事が増えて、帰省中の海辺の写真が消えてしまったので、もう一枚アップしておく(意味はないが)。 こういう写真がブログにあると、自分で開いたとき、とても心地よいことに気がついたので。 紀伊田辺の海。

塩で石鹸を作る

相変わらず息子の熱が下がらない。昨日まではかなり機嫌も悪くてぐずぐず言っていた。 ただ今朝からは、熱はあるものの、ずいぶん元気になって、見かけは普段とさほど変わらない。 とりあえず元気になったら、やることは山ほどある。今日は夏休みの自由研究…

息子が発熱

して朝から医者に連れて行く。次女までも熱がでて保育園もお休み。 まあ息子はこのところずっと疲れていたからな。子供だから本人そんなことは言わないが、目にクマができていたのだ、ここ数日。小学生なのに。ああこれはやばいなと思っていたのだが、こちら…

じゃばらと福耳の心地よさに浸る

最近はまっているもの。 その1 「北山村のじゃばらじゃばら」の炭酸水(ゲロルシュタイナー)割り。皮ペースト入りでマーマレードみたいでちょっと苦くておいしい。大人の味。 普通の水で割ってもうまいが、炭酸水で割るのがお気に入り。 ちなみに北山村は…