2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

一週間の授業が終わる

新学期が始まり、今期の持ちコマ授業を一週間分一通り終えた。 前期に集中させた分、今期は少なくて、6コマ。助かる。 助かるが、それでも初日は結構しんどい。週末からずっと頭痛が続いている。 入試やら学会やらで土曜日の出勤がずっと続いていることもあ…

念校終わり

急に寒くなったせいかどうか知らんが、体の調子が悪い。 頭が痛い。めまいがする。風邪か。********************昨日の夜、念校をPDFファイルで読み終えた。 初校のときから見落としていた脱字を一つ見つけた。 今朝、編集Sさんと電話と…

シューマンの指

奥泉光『シューマンの指』読了。 なるほど、傑作。 読みながら、昔勉強したウェイン・C・ブースの「信頼できない語り手」の話を思い出した。 2重底、3重底の仕掛けで、見事にだまされた、というほどではないが、十分に楽しませてもらった。 ふつう、凡庸な推…

翻訳ゲラ

昨夜、再校ゲラを返して、“ほぼ”手放した。 読めば読むほど直したくなるから、どこで手放すかは難しい問題。 こういう作業をしていると、あらためて「作品」に完成はないということを思い知る。 それにしても、翻訳のゲラ直しっていうのは神経を使う。 自分…

パリは霧にぬれて

ルネ・クレマンの70年代の「サスペンス三部作」が観たくて、とりあえず近所のビデオ屋にあった「パリは霧にぬれて」を借りて観てみた。 が、なんというひどさであろうか。 こういうのを僕の用語では下品と形容することにしている。 わざとらしいというか、あ…

クレールの膝

再校ゲラを読まなければならないのだが、やる気にならない。 ここんとこ結構根つめて仕事してたから、ちょっと休みたい気分もあるのだが、この再校で完成品に仕上げなければならないと思うと、プレッシャーの大きさに体が向かないのだ。 それと、昨日の学校…

今日から出勤

今日から出勤。 久しぶりに会議に出て、自分がいかにあのキョージュカイという場にそぐわないかよくわかった。あの不毛な時間。 おまけに久々に研究室に行ったら、変な「怪文書」が入っているし。ようやるわ、ホンマ。 この大学は、やっぱりどうもなじめん。…

ゲームの規則

苦労して何とか一通り書き上げた訳者あとがきを送稿。 盛り込まなければならない情報が多すぎてうまく文章の流れの中にはまらないんだということがわかった。でもまあ仕方がない。論文の締め切りも明日なので、もう一度読み返して手を入れる。こちらは初めか…

夏が終わる

夏が終わりつつある。 来週の火曜日でぼくの夏休みは終わる。気持ちがわさわさしてきた。 このひと月ほど、息をつめるように毎日仕事に向かっていた。 論文を一本書き、翻訳のゲラを読んだ。いまは訳者あとがきを執筆中。 それと来週オープンカレッジでフラ…

ハーフではなくダブルと呼びたい

「ハーフではなくダブルと呼びたい。日本人の血が半分混ざっているということじゃなくて、違いをどれだけ豊かに束ねられるかが大切」(スリランカ出身のにしゃんたさん) (朝日新聞9月6日付け朝刊より) なるほど。ハーフではなくダブルというのはなかなか…

愛もないのに語る人々

図書新聞2981号で、巻頭の白井聡と白石義治という人の対談を読んでいたら、白井さんという人の方がこんなことを言っていた。 「なぜ現在の日本に嫌な空気が漂っているのか。対象に対する愛がないくせに、ある対象について語りたがる人間が多すぎる。例えば、…

ショック

某T大図書館に所蔵されているという某近代詩人の資料を見たいと思って問い合わせたら、いま三重でやっている展覧会に貸し出していて、年内一杯は返ってきません、と言われた。何ということだ。 これ、ほかのどこにも見つからないものなのに。つーか、こうい…

夢の中で女子学生が

夢の中で、先学期のクラスにいた女子学生から電話がかかってきた。 出ると、ぶっきらぼうな声で「3回電話しました」といってガチャンと切られた。 ひええーっ! そういえばさっきから電話がかかっていたなあ、と、とっさに僕は夢の中で遡及的に自分の記憶を…

おお9月1日

午前中、引き続きゲラのチェックとパワポでの講義準備。 9月に1回、市民講座みたいなところで、映画についての講義を引き受けてしまっているので、その準備。問題は自分が大して映画に詳しくないということだ(笑)。映研にいたのは今は昔。さてどうしてくれ…