恢復しない私

日・月・火と富士山麓に家族旅行。疲れと睡眠不足のためか、すっかり体調を崩してしまった。
この日記をつけ始めてから、風邪だと書きつけるのは、もう3回目である。毎月1回風邪をひいていることになる。
もともと喉はすぐ悪くする性質だが、いくらなんでもこれほど引き続けることはあまりない。しかも今回が一番ひどい(この3回の中で)。
そんなわけで、旅行から帰ってきても、日記を更新する気力がなかった。
今もまだないが、このままだと書く習慣をなくしてしまうので、とりあえずここ数日のことを書きつけておく。
日曜から二泊三日で、山梨県鳴沢村にある富士緑の休暇村へ。なかなかよかった。ずっと雪が舞っていて、晴れたのは最後の帰る日だけだったが、快晴の富士山が見られてよかった。
鳴沢氷穴というのは行ったことがあると思っていたが、道の駅なるさわに最後買い物に寄ったとき、忽然として「あ、ここ来たことがある!」と思い出した。そのときまで、氷穴には行ったことがあっても、道の駅に行ったことがあるかどうか、まるで考えもしなかったのだが、行って、その景色を見た途端思い出したのである。プルーストの無意志的想起、とはちょっと違うかもしれないけれど、人間の記憶というのは本当に不思議なものだ。一体、「忘れる」ということは、本当にはないのではないかという気がしてくる。

帰宅してから、火・水・木とちょこちょこと事務仕事を片付ける。面倒な案件もあり、気が休まるような交流もあり。
その傍ら、翻訳の推敲を進めているが、なかなか進まない。訳文というのは、うまく流れてるな〜と思うところもあるが、うまくいっていないところは、どう直してもうまくいかない。というか、直せば直すほど、ますます作ったようなものになってしまう気がして、いやになる。結局もとのままが一番ましだったような感じになるが、さりとて元のものにも満足できない、と。どつぼだな、こりゃ。