クレールの膝

再校ゲラを読まなければならないのだが、やる気にならない。
ここんとこ結構根つめて仕事してたから、ちょっと休みたい気分もあるのだが、この再校で完成品に仕上げなければならないと思うと、プレッシャーの大きさに体が向かないのだ。
それと、昨日の学校の疲れ(精神的)で、仕事に向かう気にならないというのもある。学校に行くと、仕事をする気力が奪われるようだ。

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映画、エリック・ロメールクレールの膝
うーん、ロメールっていうのは、フランス語がわからないと面白みがほとんど失われるのではないか。
(といって、フランス語がわかる人間が優越感に浸って見下そうとかいうそういう気持ちから言っているのではまったくない。つーか僕もフランス語はちんぷんかんぷんなのだし)
しかし、なんつーか、いかにもフランス人的なセリフのやりとりが、ロメール映画の魅力の大きな部分を構成していることは確かだ。
ラスト近く、雨宿りの小屋で、クレールの膝を触る場面は圧巻。あれだけで、おそらくロメールの評価が決定的なものになったのだな。