新年最初に読んだ本

1月2日に帰省。
行きの新幹線の中で岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)を読み始める。
うーん、なるほど新書をいくつも(たぶん)書いているらしい著者だけあって、わかりやすく読ませる腕は達者。
面白くなくはない。
ただ、なんというのだろう、どうにもはぐらかされてしまうような気もする。つまり、おお、その視点(or問い)はおもしろいぞ、それをもっと突き詰めてくれ、教えてくれ、という気になるのだが、読み進めてもそこには切り込んでくれない。別の話になってしまう。そういう意味で、ちょっと物足りない思いがしてしまうのだ。新書っていうのがつまりそういうものなのかな。
とはいえ、まだこの本は読了していない。ので、途中経過でものを言ってはいけないね。後半部に期待。

上の本をなぜ読み終えていないかといえば、実家で読み始めた松浦理英子の『犬身』上・下(朝日文庫)があまりに面白くて、そっちをやめられなくなってしまったからなのだ。
そんなわけで、新年最初に読了した本は、数日前に読み終えた『犬身』。
久しぶりに松浦理英子を読んだのだが、これはいい。が、今日はもう子どもたちが寝る時間になってしまったので、続きはまた今度書こう。