2010-01-01から1年間の記事一覧

AXIA〜かなしいことり〜

一昨日から斉藤由貴の「AXIA〜かなしいことり〜」の歌詞が頭をめぐっている。 四方田犬彦の『先生とわたし』を読んで、80年代後半の自分の大学時代を思い出したせいにちがいない。 あの頃、この歌を聴いて胸を締め付けられる思いをしていたものだ。(今考え…

採点&成績評価

さっき投稿したばかりだけれど、もう一本書く。 午前中いっぱいかけて、最後に残っていたメディア論の答案の採点と成績評価を仕上げた。 この授業は、僕が直接しているものではないので、はっきり言って採点と評価は難しい。 授業をしてくれた新聞社の記者さ…

ダウン、熱出た&四方田犬彦『先生とわたし』

帰省前からずっと体調悪かったけど、予定が詰まっていたので、適当に薬でごまかしながらしのいできたが、ついにダウン。昨日は一日寝てた。どうせ仕事にはならないからと、寝ては起きての繰り返しの中、四方田犬彦の『先生とわたし』読了。 うまいなあ。うま…

朝から一応ずっと仕事。けどあまり進まず

とタイトルを書いたら、それでほとんど言い尽くした。 どうもTwitter脳になっているようだ。仕方がないので、帰省中の写真を張り付けてみる。 紀伊田辺はいいぞお。熊楠を生んだ紀伊田辺にみんなもっと注目しよう。 というか、空いてるからいいんだけどね。 …

おおーっ!めっちゃ久しぶりの更新

やっと本格的に夏休みに入りつつある。 おかげでひさしぶりにブログにログインする余裕も出た。 (この間、Twitterの方で割とつぶやいていたのだが、だんだん飽きてきたので、やっぱり長く書けるブログに回帰) 昨日まで田舎に帰省していたのだが、それにつ…

連休終了。本2冊の感想など

連休中、泊まりでは出かけなかったけれど、近所の公園などで連日子どもたちと遊ぶ。 一日だけ、下の子二人を連れ、ちょっと電車に乗って水族館へ行ったが、めちゃ込み。なんなんだ、あれは。結局、子どもたちには近所の公園でも変わらないんだから、近場でい…

ジッドの言葉

ヴァルター・ベンヤミンが伝えるアンドレ・ジッドの言葉として、次のような一節がある。================== ちょっと休んでから、ジッドは言った。 「(略)今日のうちにあなたに、ドイツ語に対する私の関係について、いくらか話しておき…

週7コマのレギュラー番組

久しぶりの更新。なんか本当に疲れてる。 今、大学のごたごたに巻き込まれている。昨年移ってきたばかりだけれど、来た早々こんなことになっているとは...。 心労でよく眠れない日が続いて、参ってしまう。********************授業する…

訳読せずに討論?

先週と同じような金曜日。抜け殻状態となって昼寝3時間。 相変わらず疲れている。月曜から木曜がやっぱりきついのだなあ。 昨夜は2年生のクラス飲み会。天候のせいかドタキャンが相次ぎ(結局みんなあんまり乗り気じゃないんだよな)、人数はちょっとさびし…

日本人の脳に主語はいらない?

疲れる・・・ 授業が始まるとさすがに疲れるが、それ以上に、今の職場に様々な難問が山積みであることがわかって、それが次々と押し寄せてくる現実に疲弊している。 あんまり更新できないので、ふと、昔書いた文章を思い出して、代わりにアップしてみようと思っ…

抜け殻のような週末

授業が始まって一週間。 月・火・水・木と授業をフルにやると、金曜日はほとんど抜け殻となる。唯一のいわゆる「研究日」のはずなのだが、仕事どころではない。 金・土と生ける屍状態となって過ごす。時々泥のように眠る。 金曜は昼間たっぷり3時間ほど眠り…

翻訳行為と異文化間コミュニケーション

藤濤文子さんという人の『翻訳行為と異文化間コミュニケーション――機能主義的翻訳理論の諸相』(松籟社、2007)という本を読んだ。 非常にかっちりとした、いわゆる学術論文の体裁をしっかりと整えた、地味な研究書なのだが、なかなかいい。 もともと、こう…

記憶に残っている傑作・名作SF(翻訳編)

下に書いたように、疲れているというのに、昨日の夜寝床の中で、何となく、自分がこれまで読んだSF小説のベスト10みたいなことをつらつら考え始めて(原書講読のテキスト候補に今回SF小説を一つ入れておいた影響である)、別に僕はSFのコアな読者ではまった…

疲れております

▼8日の授業初日。初級に毛が生えた程度の基礎コースが1コマ、その後、上級者用の原書講読が1コマ。 基礎コースは27人。初めて持つクラス。初日は先学期の復習だけだから、まあまあこんなもんか。ほんとに基礎的なことだけおさらいして終わってしまった。…

久しぶりの出勤

久しぶりに大学に出勤。15日以来だから、どうだろう、約3週間ぶりということか。 3週間の春休み、ありがたかった。翻訳も一冊仕上がったし、授業の準備も(補習用の練習問題をちょっと作っただけだが)少しできた。 前にいた学校では、春はここまできっちり…

翻訳送稿、本日の予定

あさってからとうとう授業が始まる。 今朝、Jeune filleの訳稿を編集者に送稿。いろいろとまだ気に入らなくて、すっきり片付いたという気持ちにはならないのだが、とりあえずこれで読んでもらうしかない。 やっと春休みの宿題を提出した気分。 今日はこれか…

吉祥寺で花見

昨日、日曜日、井の頭公園を突っ切った、ジブリ美術館裏あたりの広場で花見。娘のお友達の誕生日祝いをかねた(?)というかそのお祝いのための会。小学校仲間の近所のお父さん、お母さんたちと談笑。時々雨も降る寒い日和だった。************…

そこには労働と自由がある

SFCで新学期初めの会議。当初、懇親会まで出るつもりだったが、依然として風邪が治らないため、会議だけ出席し、夕食はキャンセルして帰ってきた。 久しぶりに行くと遠い。ほとんど旅行である。 授業が始まって毎週行くようになると慣れてしまうのだが。 交…

恢復しない私

日・月・火と富士山麓に家族旅行。疲れと睡眠不足のためか、すっかり体調を崩してしまった。 この日記をつけ始めてから、風邪だと書きつけるのは、もう3回目である。毎月1回風邪をひいていることになる。 もともと喉はすぐ悪くする性質だが、いくらなんでも…

ブラックなSF短編

K大での新学期の授業に向けて、講読のテキストを探している。 先学期、一部の学生さんの希望で初めて短編小説を3つほど読んだら、わりと評判がよかった。 (加えてこのときは、進んで僕の授業を取ってくれる常連さんたちが多かったので、授業がすごく楽しか…

練習問題とイマジネーション

ところで、文法の練習問題というのは、だいたいつまらないものである。 それでも、フランスで作られた教科書や問題集には、比較的頭を使ったようなものが多い。 たとえば、 Je vais au ( ), j'ai sommeil. に、「1. lit 2. salle de bains 3. bureau」のどれ…

季節外れのタイヤチェーンを買う&CALL教材づくり

午前中、まずガソリンスタンドへ。満タンにしてもらう。ついでに洗車もしてもらう。週末に家族で富士緑の休暇村に行くためである。 と、妻から電話。今日現地で雪が降り、国道はチェーン装着でないと走れないらしいから、チェーン買ってきて。 ってそんな気…

二日酔いっす

昨晩は、H社のSさんと「地元飲み会」。まずKで。それから河岸を替えてGに。飲み過ぎ食べ過ぎでダウン。。。客観的に見れば大して飲んでも食ってもいないのだけれどね。もともと酒は弱いのだ。 (飲んだのはたぶんワインがボトル半分くらいに最初の生ビール一…

ダンスが演技であるように

先日、娘のHipHopの発表会を見に行ったことは書いた。 基本的に子どもたちの発表会なので、お遊戯程度のものが多いのだが、中にはキッズといってもかなり上級者もいて、あれは高校生ぐらいなのかな、高校生も一応キッズとかジュニアとかの枠内に入るらしい、…

とりあえず訳了

午前中、残り9ページほどになっていた翻訳に打ち込む。 さきほど最後の一行を訳し終わってふうっと一息。 たぶんプロなら、これでほぼ出来上がりということになるのかもしれないが、僕は自分の書いたものを読み返すのが苦痛で、翻訳作業中はひたすら前に進む…

サークルの顧問というものは

同僚の先生から、サークルの顧問を引き受けてくれないかとメールが来た。自分のクラスの学生から頼まれたらしいのだが、自分はすでに一つやっているので(原則、一教員一団体が大学のルールらしい)、もし僕がまだ持っていなかったらお願いしたいとの由。 一…

多忙な三連休

というほど忙しくはないのだが、いろいろと予定の多いこの週末。体調が悪くて困っている。 またしても風邪をひいたらしく、のどの痛みに加えて全身がだる重い。昨日、医者に行って薬をもらってきた。 年をとってから、熱が出るということはほとんどなくなっ…

文体に共感する

とでも言いたいような気持ちに、ほかの人のブログを読むと、なることがある。 共感というのは、ふつうは、その人の意見とか主張とか、内容に共感するものだが、そういう内容とかではなくて、その文体、その「手つき」みたいなものに共感するのである。 (そ…

日記を書こうと書くまいと

日々やっていることに違いはないのだけれど、日記をつけていると、なぜか毎日いろんなことをやっているという感じがするのが不思議だ。 そう言えば、昔、大学生のころにごくごく短期的に日記をつけていたことがあって、それを偶然久しぶりに読み返したとき(…

翻訳が進む

昼過ぎごろ、小学校から電話がかかってきて、息子が具合が悪くて給食を食べずに保健室で寝ているという。 あの息子が給食を食べないというのはただ事ではない。先生もさぞ驚いただろう。うちでも驚いて、妻がすぐ迎えに行く。 帰ってきた息子はけろっとして…